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2006/02/23

上海ガニ

輸入禁止のニュースで初めて、上海がになる食材があることを知ったが、ひょんなことからその上海に来るチャンスができた。

 同僚が卓球連盟の強化委員をしていて、その手伝いで、上海で卓球をしている小学生とそのおやにインタビューするという研究に携わることになったのだ。小学生が所属している学校は、過去40年間にナショナルチーム選手を12人も輩出している学校だ。現在女子なら世界ランキング上位40人中、30人以上が中国人というくらい中国は冠たる卓球王国だから、その中国でNT選手を12人もだしている学校といえば、そのレベルは推測がつくだろう。実際ヘッドコーチは小山ちれを育てた何(か)さんというコーチである。

 僕も昔はテニスをしていたから、「ああ強いクラブの球技の練習って、こんなふうにオーガナイズドされてたな」と思い出したが、この学校でも、非常に効率的で質の高い練習が行なわれていた。コーチが1対1で選手と練習する時間はもちろん限られているが、その時には1球1球非常に基本的なことをアドバイスし、それを繰り返し辛抱強く選手に指示し、時には体を導きながら、適切な動作の指示を出している。

 オリエンテーリングでも、初級から中級にあがるくらい(たとえば大学クラブ)レベルで、もっとこのような基礎的なことをきっちり反復練習する練習方法が必要なのじゃないだろうか、一回一回コーチにフィードバックをもらいながら。

そこで考えたのが移動式スター・オリエンテーリング。スターオリエンテーリングはコーチ人数が少ない時の初級には僕も時々使うことがあるが、1つのスタートからあまり多くの場所にいくと、飽きてしまう。そこで、1つのスタートからの枝は5つくらいにし、それが終わったら次のスタートにジョグで移動する。また地図もけちけちせず、5つ枝があれば5種類用意し、できるだけフレッシュな感覚でそのレッグに入る。

1つ一つのスターは集中してコントロールにいき、帰りはジョグしながら問題点を確認しながらかえってくる。コーチ一人に選手数人なら、遅い選手は本数を少なくして、一緒に次ぎのスターに移動するなど、練習進行の管理もかなりやりやすいはずだ。

 あー。こんなこと考えていると、また合宿をやりたくなっちゃった。

 そういえば、一緒に来ているのが、同僚と、カメラマンの人、そして卓球協会の強化副本部長の前原さん(70年代の日本チャンピオン)。取材先の小学校のすばらしさを見るにつけ、「結局前原学校を作らなければだめなんですね」という話になる。どんなにメジャーな世界にも、そういう運命を担わされた人がいる訳だ。

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2006/02/21

作手トレイルラン

18、19日は、「家出した弟子」(本人談)の許田と、作手トレイルランの試走、コース作成に出かけた。心配した雪もなく、気持ちよく走れる。優しい山里の風景の中をつなぐ、これぞ、「真のトレイル」と呼べそうなコースが組めそうだ。

 コースの概要を鏑木さんに話し、キャッチコピーは「山里三河の原風景を走る!」と言うと、「それは楽しみですね」とうれしそうだった。

コースは後半急斜面を含めた下り基調だが、コース作成の自分はそこを何度も往復して、やや膝に違和感が。

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2006/02/12

闘病日誌のようになっていたこのブログだが、早稲田大会の前週になってようやく、まともなトレーニングができるようになった。静岡大学の学内と周囲に1周5kmのコースがある。アップがたぶん150m近くはあるが、20分で2周のペース走ができるようになった。まあ早稲田前の調整としては上出来だろう。

 目標は6位。あわよくば3位。体調も前日のマッサージで頭痛もなく、いい感じだったが、結果は9位。まあ6位は誤差のうちと思えたのは収穫か。大きなルートチョイスを二つとも間違えたのが響いて、中盤で2分あとの寺垣内に追いつかれ、中盤後半では8分差の善徳に追いつかれた時にはさすがにショックで、いっきに戦意喪失してしまった。

 まあこの日の善徳はすばらしかったな。そのイメージを目の当たりにできたのは収穫だった。全日本に向けて、また精進の種が増えた。

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2006/02/10

薬物中毒?

ほぼ一月くらい飲んで睡眠が改善されたのか、体調もだいぶよくなった。少しはスピードトレーニングもできるようになった。その反面、慣れてしまったのか、薬を飲んでいる安心感からムリをするようになったからか、デパスの効き目も薄くなった。やはり夜中に何度か目のさめる、眠りの浅い状態に逆戻り。12月は結局それで頭調を崩したのだ。

 医者に相談すると、今度は効き目のやや強い睡眠誘導剤を処方してくれた。これが「ネルボン」というかわいい名前であった。初日は1錠飲んだら、やや翌朝眠気が残ったので、次の日は半分にしてみた。今度はやや効き目が足りないようだった。今日は75%飲んでみよう。

 明後日は早稲田大会。早稲田は常に僕に目標への明確な道標を提示してきてくれた。万全とは言えないまでも、少しは走れるようになった今、自分の力がどの程度のものなのかがこの大会で分かると思うとわくわくする。あまりわくわくしすぎて眠れなくならないようにしなくちゃね。

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